2006年10月25日
長時間デスクに座り、パソコンを使って目を酷使しています。
【質問】
仕事で長時間デスクに座り、パソコンを使って目を酷使しています。そのせいか頭痛、肩こりがひどく、マッサージに通っています。運動でもできればいいのですが、忙しくジムに行く暇もありません。最近では頭痛が吐き気がするくらいひどくなってきたので心配です。
脳梗塞ではないらしいのですが、市販の痛み止めを飲み続けると胃の調子が悪くなるし、漢方薬で何か症状を緩和することができないでしょうか?(30代男性)
【回答】
脳梗塞、脳血栓、心筋梗塞は比較的太い血管が詰まって起こる恐ろしい病気ですが。この血栓は太い血管ばかりで起こるものではありません。毛細血管をはじめとする微小リンパ管、あるいは細胞と細胞の隙間を流れる組織間液でも起こります。
これらの微小循環で行われる栄養や老廃物の物質交換、酸素や二酸化炭素を交換するガス交換が私たちの命を支えています。この循環がスムーズに行われていない状態が「微小循環障害」です。微小循環障害の原因は老廃物がたまり、体に小さな血栓ができることです。すぐに命を失うことはありませんが体の様々な不調や慢性疾患の元凶となることがあります。
脳はたくさんの酸素を消費します。脳の緊張状態が続くと酸素の供給が不十分となり、頭痛やめまい、物忘れといった症状が出るのです。また目を潤すためにはリンパ液や細胞間液の物質交換が必要です。疲れ目やドライアイはそれらが不十分であることの証なのです。毛根で起これば脱毛に、子宮で起これば生理痛みにも関係しています。
長時間にわたって脳を緊張させストレスもため、さらに運動不足に人、つまりデスクワークの人はほとんどの人で微小循環障害が起こりえるのです。
そこで期待されるのが漢方の
①駆お血=血流をよくする、血栓を作りにくくする。
②養血=血液を増やす。
③補気=エネルギーを補う。
④理気=気のめぐりをよくする。
という処方を使って体のバランスを整えその人が持っている自然治癒力を高め、自らの力で血流を改善していくことができます。
この症例の方も漢方薬を飲み忘れず続けられ、3ヶ月ぐらいで頭痛から開放されました。
大きな血栓を作る前にぜひ改善してください。
投稿者 Chiyukido : 21:27