2006年09月30日

漢方薬のエゾウコギでうつ症状の改善を

月刊ウェンディ広島 10月号

【質問】
仕事が次から次に続き、最近、疲れぎみな上に、些細なことですぐにいらいらしたり怒ってしまう自分に気がつきました。夜、寝ていても時々ぱっと目が覚めてしまいます。
友達に相談すると少し自律神経が乱れているんではないか。といわれ不安になりました。そういえば、集中力も無くなり、やる気が以前ほどないようにも思われます。
漢方薬の中でエゾウコギで自律神経が安定できると聞いたことがあるのですが、それを飲むと症状は少しは改善されますか?(40代女性)

【回答】
漢方薬は昔から、神経症状にも効果があるのは知られています。
たとえば、カミショウヨウサン、ニョシンサン、サイコカリュウコツボレイトウなど、さまざまな生薬の組み合わせの処方です。

その一方、生薬ひとつだけの成分で自律神経を安定させるものもあり、その中にエゾウコギがあります。
高麗にんじんと同じウコギ科でアジア北東部や北海道北東部など厳しい自然環境に自生している植物です。エゾウコギにはもともと人間の体に備わっている自然治癒力や、免疫機能にかかわっている成分を含んだ植物です。アダプトゲン作用(恒常性を保つ作用)を持っているともいわれています。

・ストレスへの抵抗力を高める作用。
・不安や落ち込み気分を癒す作用
・精力を強め疲れにくくする作用。
・内臓の働きを浴する作用。
・体力や運動能力を向上させる作用。

などが主な作用です。中国ではうつ病の治療の補佐薬としても用いられています。

3日以上眠れない日が続くような症状がひどい場合は医師に相談されることをお勧めします。軽い、うつ症状かなと簡単に考えないで早めにお手当てしましょう。他人事ではなく、誰にでもおこることなのです。一度、薬剤師にご相談ください。

投稿者 Chiyukido : 12:35