2006年07月03日

体力向上にはしっかりとした食事が大切/漢方薬で胃腸の働きを活発にして栄養を吸収

月刊ウェンディ広島 7月号

【質問】
現在一人で暮らしています。だんだん気候が暑くなってきたせいか食欲がなくなり体力も少しずつ落ちてきたような気がします。病院の薬も飲んでいますが、気力がわき上がるような感じがありません。

自覚症状としては、夕方になると少し微熱が出てきているようです。生活していくにも家族の手を借りることが多くなってきました。入院すると家族に迷惑をかけるようになるので、入院しなくてもすむよう体力を向上させるような漢方薬はありませんか?(70代男性)

【回答】
高齢者にとって体力をつけるのに大切なのは栄養補給です。だからといって体がだるいときにすぐ栄養ドリンクのようなものを常用することは注意してください。一般の栄養ドリンクには主に糖分とビタミン、カフェインしか含まれていないことが多く、一時的に元気になったような感覚になっても、基礎体力をつけることにはならないからです。

体力や免疫力を向上させるためには、しっかりと食事を取ることが非常に大切です。ただ、消化器系の機能が年齢とともに弱っていますから、せっかく食事をしても栄養が吸収しにくくなっていることを理解してください。

そこで、漢方薬を使い、胃腸の働きを活発にしながらたんぱく質、カルシウム、ミネラルなどを補給すると吸収力が高まるので、高齢者の基礎体力を栄養面からつけていくことが可能になります。

お勧めの漢方薬としては十全大補湯や補中益気湯などです。高麗人参なども中国で非常に多く使われています。栄養素の吸収力を高めるのには、今話題の低分子酵素も合わせて薬剤師がお選びします。

また、漢方薬で免疫力を高めることで感染症を予防することもできます。病院では抗生物質を使用することがありますが、長期に渡り使いすぎると耐性菌ができ、どんどん強い抗生物質を使わなくてはならなくなります。感染症にかかる前に免疫力を上げておくことが大切です。

熊笹のお茶などは昔から抗菌作用があると認められています。万病の元といわれる風邪、肺炎を予防するのに役立ちます。笹寿司や粽(ちまき)なども笹の葉で巻くことで食中毒を防いでいるのです。自然役の中にも体を守ってくれるものがたくさんあります。体に優しいのでどなたでも利用できます。

いずれにしても元気なうちから少しずつ体力を落とさないように心掛けていくことが重要ポイントです。そのほか、体を動かすことも忘れないでください。筋力を落とさないために、できることを少しずつ毎日続けてください。
----
詳細は、広電己斐西広島駅前の青い看板「千幸堂薬局」(082-507-3393)
袋町小学校の近く、市民交流プラザ前「漢方ラボ千幸堂」(082-544-1077)
まで。
ご来店の際は、ご予約されたほうが待ち時間が少なくてすみます。

投稿者 Chiyukido : 22:47 | コメント (0)

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?