2005年11月22日

「がんばらない」けど「あきらめない」

チユキ先生@漢方の千幸堂 11月のレター

今年も立冬を迎え冬支度の時期となりましたが、日中は20度を超える異常気象が続いています。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?

11月6日に京都へ研究会を聴講しに行きました。講師はベストセラーになった「がんばらない」「あきらめない」「それでもやっぱりがんばらない」など、多くの本を出しておられる著者で医学者でもある鎌田寛先生です。

現在、諏訪市中央病院の名誉医院長、そしてチェルノブイリの原子力発電所の爆発や、湾岸戦争で使われた劣化ウランのための白血病になった子供達を支援する運動も進められておられる方です。

鎌田先生は、医療の最前線に立たれた時、今の医療は冷たいと感じられたようです。病院の治療は快方しないとわかった病気の患者を見放してしまうのです。患者や家族の苦しみ、不安、悲しみを理解せず、多くの医師は治療のみに関わり病院経営のために力を注いでいる現状の中で、本当に余命告知なんて必要なんだろうか?

余命3ヶ月と言われた方が家族のため、そしてどうしてもしなくてはならない目的達成のために一年半も生存された事実もあり、このことを考えてもストレートに余命告知をするのは、どんなものでしょうか。患者さんの気持ちを暗くして免疫機能を低下させる場合もあるからです。

がんばって、がんばって、自分の体も心も壊された方が多い中、鎌田先生は「がんばらなくていい。あなたはあなたのままでいい。」と指導されるそうです。大切なことは人と人とのつながり、人と自然とのつながり、心と体のつながり、この3つが生きていく上に必要だと・・・。

私自身も医療の一端を担う者として、家族、地域の方々に思いを注ぎ、皆様の「幸せ感」を共に感じ、命を大切に、この3つのつながりを大事に実行しながら生きていきたいと思いました。皆様が安心して毎日をお過ごしになられるようお手伝いさせてください。

投稿者 Chiyukido : 23:18