2005年11月01日
生理痛と漢方薬について、体全体のバランス整え改善 (チユキ先生@漢方の千幸堂)
月刊ウェンディ広島11月号(2005年11月1日)掲載
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【質問】
生理前はいつも、めまいを感じたりイライラしたりするので気分が悪くなります。生理中は腹痛や腰痛があり、鎮痛剤が手放せません。病院ではピルのようなものを服用するように言われたのですが、気がすすみません。(30代女性)
【回答】
月経困難症には、機能性月経困難症と器質性月経困難症があります。この違いは、病院に行って調べ、ひどい子宮内膜症などで癒着があれば手術対象となる場合もあります。
しかし、何も悪いところが無い場合でも生理痛がひどいことがあります。あの子宮の痛みはどのようにして起こるのでしょうか?
子宮内環境は女性ホルモンの働きによって周期的にコントロールされています。妊娠が成立しないと子宮内膜からプロスタグランジンというホルモンが分泌され、厚くなった内膜がはがれて出血ととともに排泄されます。月経困難症に悩む女性の月経血中には、このプロスタグランジンが3倍以上という濃度が検出されることもあるそうです。これを抑えるのが鎮痛剤となります。
さて、こんなときは漢方の出番です。漢方薬ではまず、月経血をスムーズに排泄させるために、腹中を暖めることを中心に考えます。また、女性ホルモンを周期的に整えることで、子宮内環境がよくなりますし、そのほか、肌がきれいになったり、吹き出物が少なくなったりすることもあります。
子宮だけに着目するのではなく、体全体のバランスを整えることが改善への第一歩となります。その場しのぎで済まさず、きちんと対応することは将来元気な子宝に恵まれるための大事なことです。
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投稿者 Chiyukido : 23:31