2004年12月11日
下腹部の引きつる痛み
月間ウェンディ広島12月号掲載
【質問】
秋から冬にかけて、ときどき下腹部が引きつるように痛くなり、最近では
腹痛も感じるようになりました。婦人科で見てもらったところ、卵巣が大き
くなっており、卵巣脳腫であるといわれました。
まだ、子供がいないので卵巣を摘出することには躊躇しています。
漢方薬で治療できるのでしょうか。(30代女性)
【回答】
この方の生理周期を伺ってみると生理周期は遅れがちで生理通がひどく
月経血の中に血塊が出るそうです。生理がだらだら続いたり、不正出血
もあります。下腹部は冷えるのに顔や手がほてる感じです。唇が青黒く、
あざもできやくす、肌もかさかさです。
将来は子宝も望んでおられるということでしたから、漢方薬で下腹部の
血行をよくすれば、卵巣脳腫も小さくでき、子宮の働きも改善できるので
はないかと考え、漢方薬を処方しました。
東洋医学の方法として、漢方薬療法のほかに、つぼ療法、食事療法、
体操や呼吸療法などを取り入れることにより効果が高まると考えられる
ことをお話して実行していただきました。
それまでは仕事の忙しさのため、外食が多く、脂っこいものが多かった
のですが、できるだけ家で食事をされるようになりました。
甘いものをできるだけ控え、下腹部を温めるためにシャワーを止め、ゆっ
くりと入浴の時間をとっていただき、入浴中には三陰交というつぼや足
にある子宮や卵巣のつぼにあたる部分をマッサージしてもらいました。
半年後の検診では、卵巣も腫れておらず、生理期間もきっちりと整って
きました。女性であるがゆえに婦人科系の体調不全は大きな悩みにな
ります。体調を整え、すっきりと気持ちよく過ごすために体に優しい漢方
薬を取り入れてみるのもひとつの方法だと考えています。
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投稿者 Chiyukido : 20:59